大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
親の家の片付けに困っている方の声をよくお聞きしています。
世界一の長寿国である日本の平均寿命は、厚生労働省の「簡易生命表(令和2年)」によると、
男性は81.64歳、女性は87.74歳となっており、その年数は上昇しています。
男女合わせると約84歳になります。
長生きは素晴らしいことです。
平和であり、経済的にも、医療的にも高いレベルを維持し続けているからなし得た結果でしょう。
しかし、84歳まで皆が元気に過ごせて、誰の世話にもならず生活できるのかと言えば残念ながらそうではありません。
「平均寿命」とは別に「健康寿命」の考え方もあります。
つまり、健康に自立した生活を送れる年数のことです。
私達日本人は、人生の最後には家族や施設の世話になったり、医療機関にかかりながら過ごす時間が長いのです。
その期間は男女で平均すると約10年くらいあると言われています。
ですから、自分で元気にピンピン動けてしっかり判断が出来る年数は、
男性は約71歳で女性は約77歳くらいまでと考えられます。
このことを頭に入れて、親の家の片付けを考えていただきたいです。
親がまだまだ元気だと思っていても、突然動けなくなったり、意思の疎通ができなくなることだってあります。
親の家の片付けは74歳くらいまでに声をかけて動いて頂けるのが理想的です。
しかし、現実にはなかなかそうはいかなくてお悩みの方が多いのです。
高齢になると家の中での暮らし方は若い時とは違ってきます。
一緒に暮らす家族の人数は少なくなります。
夫婦のうちのどちらかが先立たれて「お一人様」の方も多くいらっしゃいます。
すると、家の中で使うモノも少なくなってきます。
過ごす部屋も限られてきたりします。
2階建ての家でもだんだん2階の部屋を使う頻度が少なくなってきます。
行動範囲も狭くなり、交際範囲も狭くなってきます。
すると、着なくなる衣類が増えます。
自宅に人を呼んでもてなす機会も減るので使う食器も減ってきます。
体調の変化に伴って、重たいモノを持つのが億劫になってきます。高いモノには手が届かなくなります。
しかしです!
長生きをすればするほど家の中には多くのモノが溢れているのです。
そこには多くの「危険」が潜んでいます。
高齢者の方の怪我の原因の第一位は自宅の中での転倒です。
自宅で転倒して、軽い怪我で済めばいいのですが、
圧迫骨折で動けなくなった話や大腿骨の骨折で入院して手術された方の話はよく耳にします。
治療してまた元のようにお元気になればいいのすが、
それがきっかけで歩行困難になって杖を使う生活や車いす生活になったり、
あるいは寝た切りの状態になられる方もいらっしゃいます。
親の家の片付けでのキーワードは「安全」です。
親の現実の生活をよく観察すればアドバイスが出来ます。
モノが多くて転倒の危険性はないかチェックしてあげて下さい。
毎日のように使うモノが手の届く場所にありますか?
よく見受けられるのは、ほとんど使わないモノに占領されてしまって、本当に必要なモノが埋もれているパターンです。
寝室に高い家具があって、万が一の地震の時には命の危険がないですか?
高齢者の方はトイレに行く回数が多いです。
いつも過ごす自分の部屋やリビングやダイニング等からトイレまでの動線に「床置き」のモノが通路を塞いではいないですか?
親のペースを大事にしながら早めの声をかけることをおススメします。
ナナフクでは親の家の片付けのお役に立てるサービスを行っております。
・大量の不用品をどうしよう!
・整理する時間が取れない!
・家族だけでは手に負えない!
そのようにお困りの時にはどうぞナナフクを思い出して下さい。
生前整理アドバイサーの資格を持ったスタッフがきめ細やかな配慮をしながらお手伝いさせていただきます。