親が自宅で杖や歩行器を使う生活に!片付けの8つのポイント
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
最近は高齢化が進み、高齢者の一人暮らしが増えてきました。
自分の親は元気だし、頭もしっかりしているからまだまだ大丈夫!
って安心していませんか?
そのように願う子どもの気持ちはよく分りますが、
高齢者になると突然何が起こるか分からないのも一方では覚悟が必要になってきます。
万が一のことが起こった時に親が困らないように、
また子どもとして親のサポートがしやすいように実家の片付けが出来ているとお互いに大きな安心に繋がります。
気になった時がスタートの時です!
親が少しでも元気なうちに、自分でモノが要るか要らないかの判断が出来るうちに、早めに声をかけて始めていきましょう。
今回は親が歩行困難になった場合を想定してアドバイスをします。
一人では歩けなくなるので、家の中では杖をついて歩くようになります。
両手に杖をつく方もいらっしゃいます。
歩行器を使って一歩ずつしか歩けなくなる場合もあります。
そのようになると、今までとは全く違った不便な生活が始まります。
実際にはどのような片付けをしていけばいいのでしょうか?
まず最も大切な考え方があります。
それは【安全を最優先】【楽に届くように】です。
見た目の美しさよりも親御さんにとってとにかく使いやすいザックリ収納がおススメになってきます。
家の中を杖をついて歩かれるならそれに対応した片付けを!
杖が1本なのか?
それとも両方の手に持って歩かれるのか?
あるいは歩行器や車椅子を使われるのか?
それによって安全にあるけるスペースの確保が違ってきます。
もっともベースになる考え方は
「いつも過ごされる場所からベッドやトイレや玄関にスムーズにいけるようにすること」です。
メインに過ごす場所から、
毎日の生活の中でよく行く場所までの動線を徹底的に整えていきましょう。
このような片づけには8つのポイントがあります。
- 床置きで転倒の危険性
何気ない床置きのモノが大きな危険を招くことがあります。
特に生活動線を防がないように要注意!
- 立ち上がりやすい椅子
ダイニングテーブル等の椅子は肘掛椅子が安全。
立ち上がる時に手をかけるところがあった方が安定感があって立ち上がりやすいです。
- 柔らかいソファは億劫になる
ソファが柔らかいと体が沈み込んでしまいます。
すると立ち上がるのがしんどくなったりします。
ある程度の固さがあった方が高齢者には楽に立ち上がれます。
- 収納場所が狭くなる
高い場所には手が届かなくなり、高い場所の収納は役に立たなくなります。
肩が痛くなったり肩の可動域が狭くなります。
もし高い場所に必要なモノがあったら背伸びをしたり、椅子に乗ってとろうとしますが、それはとても危険な行為!
安全を考えるならば、収納場所があっても、あえて何も置かない方が安心です。
反対に腰よりも低い場所も取り出しにくくなります。
低い場所のモノを取ろうとする時には頭を下に下げます。
膝を曲げて取るならいいのですが、膝が曲がりにくい時には頭だけを下げてモノを取ることになります。
そうすると、次に頭を上げた時にふらついてしまう方がいます。
ふらつきによる転倒防止の為にも、よく使うモノが下にあるのも要注意です。
- 探す収納は役に立たない
収納用品を揃えたら見た目は奇麗ですが実は探すようになります。
細かい収納方法は避けましょう。
大雑把なザックリとした収納で緩やかに収納をしましょう。
置き場所を決めて定位置が決まると中身をラベルに書いて表示が望ましいのですが。
この場合も大きな文字で書いてあげましょう。
- 床のマットが危険になる
ちょっとした段差が危険になります。
滑りやすい床のマットはない方が安全です。
- 家具がないのも不便になる
家具があると、それに手をかけて歩くことがあります。
歩く為の十分なスペースの確保は必要ですが、スッキリさせすぎて家具がないのも室内の移動で不便になったりします。
- 段差よりスロープが危険
段差が危険だからといってスロープにするとかえって危険に!
外などの長い距離のスロープならいいのですが、
室内では「はっきりとした段差」があった方が危険を回避しやすいです。
ご実家の片付けでモノの処分にお困りの時にはどうぞナナフクを思い出して下さい。
真心をこめたサービスを提供しております。