浴室のカビ対策「おススメ3つの習慣」
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
梅雨の季節の気になる掃除の代表選手は「お風呂掃除」ではないでしょうか?
梅雨時期には特に気になる「お風呂のカビ対策」について書きたいと思います。
前にも書きましたが、カビが生えるのには3つの条件がそろった時に活発になります。
①温度
②湿度
③栄養素
この3つが見事に揃ってしまうのがお風呂になります。
油断するとすぐにカビが生えてしまう印象があるお風呂ですが、ほんの少し注意で防ぐことができます。
一つずつの条件を消していきましょう。
まずは①の温度から。
お風呂から上がる時に、サッとでいいので浴室内に水をかけておきましょう。
それだけでも温度は下がります。
窓があるなら窓を開けて換気をして温度を下げましょう。
窓がないならすぐに換気扇を回しましょう。
②の湿度について。
湿度を下げるのに大事なのは「換気」です。
窓を開けたり、換気扇を回したり、浴室乾燥がついているなら乾燥させましょう。
「1に換気!2に換気!」です。
よくワンルームマンションにお住いの場合、お風呂に窓がない設計があります。
そのような時には、
換気扇があるならば完全に乾燥するまで(翌日の朝までかかるかも知れませんが)付けたままをおススメします。
換気扇もないならば、
風呂から上がったらドアを開けて扇風機やサーキュレーターを長時間回して乾燥させるのを忘れないで下さい。
マンションを退去する時には、様々なチェック項目がありますが、
その中には「浴室のカビ」のチェック項目もあります。
塩素系のカビ取り剤で簡単に除去できる程度のカビならば問題は少ないと思いますが、
そうでなくてかなり根が深いカビになってしまうと、かなりの修理代金を請求されることがあります。
そうなったら、朝まで換気扇を回す電気代よりも高くついてまうので注意してくださいね。
そして③の「栄養素」について。
お風呂の中でのカビの栄養素とは、体から出る汚れや皮脂になります。
体を洗い流す時に壁に泡が飛び散っていませんか?
それらが残ってしまうと、カビが大好きな栄養分となります。
それではそれを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、温度を下げる時にも書きましたが、浴室全体を水でサッと洗い流すことです。
泡が残っていると思われる高さまでで大丈夫です。
この時に、カビを死滅させるには水よりもお湯がいいと言われています。
しかし、専門家が示す温度はかなりの高温を指しています。
確かに高温でカビは死滅しますが、
風呂から上がる時にまだ衣類を着ていない状態で高温のシャワーを使うと、
火傷の危険性があるのでおススメしません。
それに、もし安全に使ったとしても、
使い終わって水栓の温度をいつもの温度に戻すのを忘れたままにして次の人が使うと、
その人に火傷の危険性が出てきます。
「予防清掃」の観点からも、
水で全体をサッと洗い流すだけでも充分効果があります。
この3つの簡単な方法を頭に置いて対策をすれば、浴室のカビを防ぐことができます。
このようなお客様がいらっしゃいました。
その方は今ではご主人と2人暮らしですが、最初は2人の娘さんも結婚される前までは一緒に住んでいました。
つまり4人暮らしから3人暮らしになり、今では2人暮らしなのですが、
住み始めて10年以上経つのに全く浴室にカビを生やしたことがありませんでした。
素晴らしい事ですよね。
マンション住まいのその方の浴室には窓はなく、換気扇はついていました。
どのような事をされていたのでしょう。
それはとても単純なこと。
でもその単純なことを家族のルールとして習慣化して継続されたのがすごいのですが、
どんな習慣だったかと言うと
「最後に出た人が、体を拭いたバスタオルで浴室全体の水滴も拭いておく」ルールを守ってこられたのです。
そしてその上に朝まで換気扇を付けてしっかり乾燥させていたそうです。
10年以上経ったとは思えないほどのピカピカの浴室には驚きました。
継続は力なり、ですね。
これら3つのカビ対策をする前に、もしカビが既に生えているなら、先にカビを除去しておきましょう。
専用のカビ取り剤を使ってしっかり取り除きましょう。
この時にスプレー洗剤を使う方がほとんどだと思いますが、
スプレー洗剤だとしっかりとカビに付着しないことがあります。
特に気になる場所にはキッチンペーパーを置いてそこにスプレーしてしっかりと洗剤をなじませると効果的です。
気持ちよく梅雨の時期を過ごす為に参考になれば嬉しいです。