奥様の三回忌が済んで遺品整理、そして自分の生前整理
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回はあるお客様のお話しをします。
85才のY様より奥様のご遺品整理とご自身の生前整理のご依頼がありました。
奥様を先に亡くされ、つい最近三回忌を終えられたところです。
実は4カ月前にもY様よりご依頼の問い合わせがありました。
その時このようなことを仰いました。
奥様の荷物を処分したいけれど、義妹から「お姉さんが使っていた物か欲しい。
3回忌が済むまでそのままにしておいてほしい」と言われて困っていると。
その時よくお話を伺ってこのようにアドバイスをさせていただきました。
「奥様の物が欲しいと言っていただけるのは嬉しいことですね。奥様も喜ばれますね。
一度お荷物を処分なさるともう戻せないですから、三回忌が終わって落ち着いてから再度考えてはいかがですか」と。
Y様は納得されました。
そして今回の御見積りとなりました。
2年前に奥様が亡くなられてから、Y様は少しずつ整理をされていました。
しかし5階建ての5階にお住いがあり、エレベーターがなくて階段での上り下り。
お元気そうなY様ではいらっしゃいましたが、さすがに重たい物を運ぶのは無理がありました。
ましてや家具はお一人では絶対に無理でした。
まず拝見したのは食器棚。
色々な食器が入っていました。
Y様は「この食器棚はもう要らない。中の食器もほとんど要らない」と判断されました。
いつも使う食器は食洗機に入っていて、あまり食器棚から出し入れはしていませんでした。
小さい皿を数枚残せば十分だと仰いました。
「誰かを家に呼んでもてなすこともしない」と今後の生活をよく考えて判断なさいました。
気持ちがハッキリと決まっているので判断に迷いがありませんでした。
次に拝見したのは衣類のタンス。
奥様のモノは全てご処分。
ご自分のモノも礼服などはもう着ない。
セーターもここ数年着ていないから要らない。
いつも着る服があればそれでいいと判断されました。
趣味の釣りももうしなくなったから道具一式は要らない。
ガスファンヒーター2台も処分のご希望です。
奥様が元気な頃は奥様が管理して使っていらしたそうですが、
一人になってからは火の始末が危ないから使っていないと。
押入れに布団が何枚かありましたが、ご自分が使うモノ以外は処分したいと仰いました。
Y様の潔さに感心しながらお話を伺いました。
奥様の遺品整理をしながらご自分の生前整理もなさっています。
まだまだしっかりとしたご様子のY様ですが、
いざと言う時にお子さん達に迷惑をかけたくないと思っていらっしゃいました。
シンプルにご自分の今の生活に必要なモノだけを残して、あとはスッキリと片付けたいとお考えです。
Y様のように「お一人様」になられた時に、シンプルな暮らしにするのはとても素晴らしい事です。
ほとんどの方は「勿体ないカモ」「まだ使えるカモ」「いつか使うカモ」と思われてなかなかモノを減らすことが出来ません。
しかし、奥様が亡くなられて生活が変化した時にはしっかりと暮らしを見つめ直していただきたいのです。
奥様の遺品の中から、何か思い出のモノを残すとしたら、沢山ではなくて自分が楽に管理できる量である事が望ましいです。
Y様のように、自分でしっかりと判断が出来るうちにご依頼いただいた事は本当に良かったと思います。
モノを減らして生活がスリムになると、家の中での掃除や片づけが楽になります。
探しモノも減ります。
万が一介護を受けるようになっても、スペースに余裕があるのですぐに対応してもらえます。
このように遺品整理をする時に、生前整理も引き続いてされることをおススメ致します。
遺品整理でお困りの時にはどうぞナナフクにお任せください。
ナナフクでは「モノにも第二の人生を」のコンセプトを大事にしています。
お客様が今まで大切にされてきた家具を大切に扱い、活かす方法を提案しております。
日本の品質の高い家具はアジアを中心にとても喜ばれています。
気になれる方はどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。