災害時のトイレちゃんと備えていますか?
大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
9月は防災月間です。
東日本大地震での教訓を活かし、今後予想される更なる大きな地震への備えが必要です。
都市直下型地震、南海トラフ巨大地震などへの、緊急時に対する備えは私達一人一人が危機感を持って備えておく必要があります。
さて、この時期になるとホームセンターやデパートで、大きく宣伝をして「防災用品コーナー」があったりします。
あなたはどんな備えをしていますか?
防災用品の中でも、今回はトイレについての備えについて考えてみたいと思います。
さて、昨年の出来事になりますが和歌山での災害を覚えていますか?
【水道橋が破損し、紀の川に落下 和歌山市北部6万世帯で断水】昨年の10月初めの出来事です。
6万世帯って人数に換算したら一体何人になったのでしょうか?
1世帯に2人家族だとしたら12万人!
実際の人数までは把握していませんが、その数の多さには驚きます。
しかも、かなり復旧に時間がかかりました。
水がないのは命の問題に直結します。
すぐに水の配給が行われたようですが、毎日使っていた水の確保は難しく、
まずは飲み水や料理に使う水が優先だったと思います。
よく考えてみると、毎日の暮らしの中で水を使う場面は多いです。
洗面の時に顔を洗ったり、歯磨きをする時に使います。
飲んだりするのにもちろん必要。
料理にも使います。
入浴やシャワーにも欠かせません。
でも、入浴やシャワーは体を拭く等して我慢をしたり工夫が出来ます。
しかし、トイレはどうでしょう?
食べる・飲む・寝ると同じレベルで「トイレで用を足す」も私達にとっては欠かすことが出来ない行為になります。
入浴のように我慢はでできませんよね。
その欠かすことが出来ないトイレの時に実に沢山の水を使って私達は生活をしています。
知っていましたか?
1日使う水の約21%はトイレです。
1回のトイレで平均5ℓ使っています。
大きなペットボトル2.5本分になります。
すごい量ですね!
しかしTOTOの調べによりますと、1975年頃は1回に20ℓも使っていたそうです。
その頃の主流は和式トイレ。
斜め型の洋式トイレよりも、平行タイプの和式トイレは流すのに大量の水が必要だったのです。
その後節水型への改良が重ねられました。
水が渦巻になって流れるトイレが登場したり、水を貯めるタンクの改良もかなり進みました。
その結果、今ででは1975年と比べると、約4分の1に減りました。
とはいっても一日何回トイレを利用するか人それぞれですが、数回は使うと思います。
その為には沢山の水が必要です。
支給された貴重な水をジャブジャブといつもの感覚で使うことは出来ません。
その為には災害用のトイレの備蓄が絶対に必要になってきます。
災害発生時後、仮設トイレの設置まで7日以上かかることもあります。
マンションでは、停電しているとトイレが使えないことがあります。
それにマンションなどの集合住宅の場合、
使ったあとの流す水の量が少ないと「詰まりの原因」になって大きな工事が必要になったり、
他の家族に大きな迷惑をかけることもあります。
いざと言う時に、簡単に使える携帯トイレの用意をしておきませんか?
「地震」「台風」「大雨」「停電時」「断水時」にトイレが使えなくなります。
大きな地震だけではないパターンがある訳です。
しっかり吸水できるパッドがついているモノ。
使用後の処理が簡単なモノ。
ニオイが漏れない材質のモノ。
ポイントを抑えて購入しておきましょう。
どれくらい用意すればいいでしょうか?
もし、2人家族だとします。1日に5回トイレを利用する想定します。(平均は5~7回だそうです)
7日分用意しましょう。
2×5×7=70回。
2人家族では70回分の携帯トイレの用意が最低でも必要です。
家族人数やトイレの回数によってはもっと必要になります。
さて、あなたの場合は何回分の備蓄が必要になりそうですか?
もし、紙おしめを使う赤ちゃんがいる世帯でしたら、その備蓄も必要になります。
もし犬などのペットを飼っている人はペット用の備えも要ります。
次にどこに置いておきましょうか?
家の中に災害用品置き場があれば、他のモノと一緒にそこに保管するのが一番のおススメになります。
車のトランクに入れておくのもいいですよ。
どこで災害に遭うかわかりませんので。
それから職場にも、もし保管する場所があれば備えておきましょう。
「備えあれば患いなし」です。
防災月間の9月のうちにトイレの用意をしておきませんか?
自分や自分の家族を守る備えを個人レベルでもしておきましょう。