大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
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大切な家族や親族が亡くなられた後に、残された家族が必ずしなければならない片付けは「遺品整理」です。
つまり、故人が残した不用品を片付ける作業になります。
遺品整理は日常的にすることではないので、効率良く進めることは一般的には難しいです。
過去に遺品整理の経験があった方なら、その大変さや失敗から学んだことがあり、上手に進めることが出来るかも知れません。
しかし初めて遺品整理をする方の場合、
「どこから手をつければよいのか分からない」
「遺品の処分や供養の方法が分からない」
「どれくらい時間がかかるか分からない」等と途方に暮れる方がほとんどです。
疑問や迷いが多い中手探りで始めてしまうと、想像以上に時間的にも体力的にも大変なことになってしまいます。
何よりも「勝手に捨てることへの後ろめたさ」
「何が大事な物なのか分からない」のような精神的な部分でとても気持ちが辛くなり、迷いが出てくる方も多いのです。
遺品整理には大きくわけて3つのやり方があります。
①自分でやる
②遺品整理のプロに依頼する
③ミックスする方法
今回は自分でやる遺品整理のやり方について、トラブルが起こらないポイントについてご紹介していきます。
自分でやる方法の一番のメリットは「費用が安い」です。
プロの業者を利用すると、利用する価値はもちろんありますが費用はかかります。
自分で遺品整理をやると、少しずつ気持ちの整理をつけながら無理なく進められるので、精神的な負担も軽くなります。
しかし一方でデメリットは「時間がかかる」「体力が必要」です。
最初から最後まで全くの自分一人で遺品整理をやるのは限界があります。
どのような条件や準備が整っているとスムーズに自分でやることができるのでしょうか。
目次
同居家族なので時間的な余裕がある
亡くなられた方が賃貸住宅や施設にご入居していたら、退居期限が発生します。
いつまでもそのまま放置にしておくと家賃を払い続ける問題が発生します。
しかし、同居の家族の場合は時間的に期限がなく自分のペースで取り組めます。
ところが一つ注意点があります。
期間に縛られない自由さがあるが故に、
「いつまでたっても片付けられない」と言うケースも多く見られます。
亡くなった後の事務的な手続きを進めながら、遺品整理の片付けをいつからスタートするのか?
いつまでに終えるか?
どこまで片付けるのか?等について家族間で確認をしておくことをおすすめします。
協力してくれる人がいる
何もかも自分で決めて行動をするにはあまりにも大変な遺品整理です。
困った時に相談できる人や片付け作業をサポートしてくれる人がいると心強いです。
遺品整理士等の専門の資格を持った人に相談をするのもおすすめです。
協力者に片付けに必要な道具を貸してもらうことも可能でしょう。
自分で扱える遺品の量
気力や体力にもよりますが、自分一人で、あるいは協力者と一緒に運び出せる量や大きさかどうか。
例えば大型家具や家電やピアノ等を移動させるのは素人では大変で危険を伴う場合があります。
どこかに運ぶにしてもそれなりの大きさの車が必要になります。
家が近い
遺品整理をする場所があまりにも遠いと移動時間がかかったり、移動の為の交通費もかかったりします。
新幹線や飛行機で何度も通うのは経済的な負担は大きくなり気力も必要です。
遺品整理をする場所との距離が近いことも一人でやる時にうまくいくポイントの一つになります。
これらの条件がある程度整った場合には、自分で遺品整理が出来ると言えます。
さて、自分で遺品整理をする場合のスムーズに進めていく為の手順とコツを紹介していきます。
手順は5つのステップで進めていきましょう。
ステップ①【計画を立てる】
間違ってもいきなりの作業はしないでください。
見切り発車は危険です。
最初にすることは「計画を立てる」ことからスタートです。
頭の整理をしていきます。
その為には「計画の見える化」が大事になります。
1冊の「遺品整理ノート」を用意しましょう。
ノートには何を書けばよいのでしょうか。
間取り図を描く
簡単でもいいので描きましょう。
立体的な家の中を平面に落とし込む作業になります。
遺品整理をやりたい全ての部屋の大きさや収納箇所を描きます。
屋根裏部屋や床下収納、ベランダ、外に倉庫や納屋があればそれも忘れずに書いておきましょう。
まずは間取り図を描いて全体を俯瞰することがポイントになります。
どこに何があるのか書き出す
リビングやダイニングやキッチンには何があるのか。
廊下収納には何があるのか。
押し入れやクローゼットを描いたら、中には何が入っているのか書き出します。
タンスやチェストには何が入っているのかも書き出しておきます。
作業の順番を決める
効率よく作業をするために順番を決めます。
まずは大きな枠で考えて、次に小さな枠組みで考えて、
最後には小さな作業に落とし込んでいくと良いでしょう。
部屋ごとに進めていくのか?
モノ別に進めていくのか?の考え方でもいいです。
期限を決める
期限をきめておくと作業に集中できます。
いつまでにはこの作業を終わらせたい。
いつまでにここの部屋を終わらせるという具合に大まかでもいいので期限をつけましょう。
くれぐれも無理がないようにスケジュールには余裕を持たせましょう。
無理な計画で進めて中途半端に終わってしまうのが一番よくないです。
遺品整理は終らせるのが大切です。
しかし、期限を決めずにスタートするとなかなか終わらないので
「今年のうちにはここまでする」とか「一周忌までにはここまで」とか大きな目標でもあるといいです。
協力者がいれば、それも伝えておくと意識して動いてくれます。
協力者と片付け期間の確認をしておきましょう。
ステップ②【調べる】
遺品整理ノートに①の内容を書き込んでいくうちに色々と疑問点が生れてくる場合があります。
地域のゴミとしては処分出来ないモノがあった場合、処分方法は先に調べておきましょう。
リサイクルとして出せるモノはなるべく社会に還元しながら片付けていきましょう。
遺品の中に故人のコレクションがあった場合、それをどう扱うのか考えて決めておきましょう。
「売るのか?」売るならばどこがいいのか。
売りたいならば、買取専門店を探してリサーチしておきましょう。
「寄付するのか?」どの団体や業者にすればいいのか先に調べておくと効率よく作業が進められます。
それからその自治体で地域ゴミを出せる曜日の把握。
廃品回収についての地域情報も調べておきます。
クリーンセンター等に持ち込めるのか?
それならば、それはどこなのか?
いつでも自由に持って行けるのか?
事前予約が必要なのか?
自治体に料金を払って、家まで取りに来てもらい廃品回収を頼むなら、その詳しい方法を事前に調べておきましょう。
実際に片付け作業を始める前に、徹底的に調べておく準備が大切です。
遺品整理に関する記事や解説を読んで知識を得ておきましょう。
ステップ③【備品を用意する】
実際に遺品整理の作業をすると色々な物が必要になってきます。
作業を始めてから気付いて買いに行くのではなくてあらかじめ準備しておきましょう。
必要な物や便利な物を紹介します。
段ボール
遺品整理で「処分するモノ」「保管するモノ」と仕分け作業をする時には段ボールが一番便利です。
その時の段ボールですが、大きさが色々あると積み上げる時にも不便ですし、運び出す時も困ることがあります。
2種類くらいの大きさに決めておくと良いです。
出来れば汚れていなくてしっかりした段ボールが望ましいです。
本などの重たい物を入れる為のミカン箱くらいの小さめの箱と、軽い物を入れる大きい箱の2種類があると便利です。
ガムテープ
段ボールを閉じる時に必要になります。
ガムテープは目印のラベルとしても役に立ちます。
段ボールの中味をガムテープに書いて外に貼ると目立ちます。
色が違うテープがあると尚いいでしょう。
例えば処分するモノが入った段ボールには白いテープを貼り、残したいモノが入った段ボールには赤いテープを貼るなどしておけば間違いが起こりません。
ガムテープは手で簡単に切れる物を選びましょう。
マジック
書く作業が多く出てきます。
その時に役立つのはマジックです。
太字が書ける油性マジックがおススメです。
最近は100円ショップなどでキャップがないタイプの、プッシュすると芯が出てくるマジックがありますがそれが便利です。
キャップの紛失が絶対に起きません。
マジックを使う時にキャップの置き場にも困りません。
ヒモ・結束バンド・ハサミ
本や雑誌をまとめる場合にはヒモが必要になります。
布団をまとめる時にもあれば便利です。
ヒモとセットでハサミやカッターナイフも用意しておきおましょう。
何か固いポールや柵などをまとめたい時には結束バンドがあると強力にまとめられて便利です。
ドライバー・ペンチ
家具の解体をする時に必要になります。
カラーボックス、ベビーベッド、ペットサークル等を解体する時に必要になります。
壁に刺さった釘を抜く時、食器棚や本箱のダボ(棚板受け金具)が錆びていて手では抜けない時にもペンチがあると役立ちます。
ゴミ袋
自治体の決まりに従ったゴミ袋を沢山用意しましょう。
段ボールよりもゴミ袋に入れた方がよいモノもあります。
出来れば破れにくいしっかりした厚さの物がより良いでしょう。
段ボールに入れる前に先にビニール袋に入れたくなる場合もあります。
通常の45ℓサイズだけではなくて、60ℓや70ℓサイズの大きさもあると役立つことがあります。
例えば布団を入れたい時、大量に衣類を入れたい時。
家電にカバーを付けたい時にはホコリ除けのカバーとしても使えます。
台車
重たい物を運び出す時に台車があると便利です。
台車を使う時にはかなり大きな音が出ます。
使用する時間帯に配慮しましょう。
頻繁に使う場合は、近隣の方々に事前に伝えておくとトラブルを防ぐことになります。
気持ちよく作業を進める為にもご近所への配慮もお忘れなく。
マスク・手袋・作業着
作業をする自分自身を守る為に必要です。
遺品整理をする場合、いつもは動かさない物を動かすのでかなりホコリが立ちます。
マスクは必ずつけましょう。
動きやすい服装も大事な要素です。
ストレッチが利いたズボン、足を怪我しないように裸足ではなく靴下を履く。
暑い季節ならば吸湿性が高いシャツ等の体温調節が出来る衣類がいいでしょう。
手を守るためには作業用の手袋もつければ万全です。
ホコリやダニから頭皮を守る為に、帽子やバンダナを付けるのもおすすめです。
ステップ④【遺品整理作業の仕分け】
ここからがいよいよ実際の作業になります。
遺品整理ノートの計画に従って、優先順位を考えながら進めていきましょう。
仕分け作業をしていきます。
分け方は大きく分けてこの3つになります。
残すモノ
ますは残したいモノを選び出しておきます。
「通帳や証券等の重要書類」「お金」「貴金属や宝石や時計」「思い出深く残しておきたいモノ」「写真」「手紙」等様々な物がありますが、処分してしまわないようにまずは残したいモノをしっかりと見極めます。
誰かに送ってあげたいモノ、引き継いで使いたいモノも先に選んでおきましょう。
段ボールに入れて「誰に」「何が入っているか」を明記しておくとよいでしょう。
この残す作業は、不動産の相続や契約に関する家族間のトラブルを未然に防ぐためにもかなりの重要ポイントになります。
処分するモノ
ゴミとして処分するモノが沢山出てきますが、ゴミの分類をしっかり行って自治体の決まりに従って正しく処分していきます。
処分したいモノの中に「供養したいモノ」があれば、それも調べて進めていきます。
売るモノ・寄付するモノ・リサイクルするモノ
廃棄はしないけれどもう使わないモノがここに分類されます。
ネットやリサイクルショップやフリーマーケットで「売る」
地域のバザーや公共施設や各種取り扱い団体に「寄付する」
「ジモティーに出品」する方法もあります。
探せば、モノを活かす方法は沢山あります。
ナナフクが大切にしている理念「モノにも第二の人生を®」を是非とも実践していただきたいです。
ステップ⑤【清掃】
遺品整理の最後にくる作業は「清掃」つまりお掃除になります。
遺品整理で片付いた場所の次の使い道は様々です。
誰も住まなくなった実家を売却する。
リフォームして新しい使い方をする。
そのまま別の家族が使う。
等色々あると思いますが、いずれにしても最後の〆は清掃です。
清掃と言ってもハウスクリーニングのような本格的な掃除でなくてもいいので、壁や天井のホコリを落とし、床を掃除して、もし汚れていたらキッチンなど水回りもサッと掃除して水気をしっかり取っておきましょう。
すぐに使わない部屋だったり、家丸ごとだったりした場合は、清掃の後に全ての扉や閉めておくよりも開けておいた方がいいです。
閉めたままだと湿気がこもり、場合によってはカビが生える原因になりします。
押し入れの襖、クローゼットや廊下収納庫の扉、洗面所やお風呂の扉など閉まらないように紙などを挟んでおくと、常に空気が循環してカビの発生を抑えます。
もし、しばらく置いたままにするタンスやピアノなどの大きな家具がある場合は、ホコリ除けのカバーをしておくと、次に行動を起こす時に扱いやすいのでおすすめです。
まとめ
以上、初めて自分一人で遺品整理をする時に失敗しない手順とコツを5つのステップで紹介しました。
最初にも書きましたが、自分ですると費用を安く抑えられるメリットがある反面かなり大変です。
出来そうな部分は自分でやって、大変な部分は信頼できる遺品整理業者に依頼すると大幅な時間の軽減と、体力的な面で楽になります。
信頼できる遺品整理業者をお探しでしたら、どうぞナナフクにご依頼ください。
長年の実績とお客様からの確かな信頼を持ち合わせております。
見積もりは安心の無料です。
家具一つの回収から、トラックを何台も出しての遺品整理までお応えしております。
「モノにも第二の人生を」のコンセプトを掲げ、買取りをしての海外輸出も行っております。
故人が大切にしていたお荷物を、ご遺族様の気持ちに寄り添いながら丁寧に扱わせて頂いております。
遺品整理士や生前整理アドバイザーの資格を持ったスタッフが安心安全のサポートをさせていただいております。
遺品整理でお困りの方は、、是非一度どうぞお気軽にナナフクまでお問い合わせください。
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