【遺品整理での家族間のトラブル】捨てない母と捨てさせたい嫁と迷う娘!うまくいくコツとは?

【遺品整理での家族間のトラブル】捨てない母と捨てさせたい嫁と迷う娘!うまくいくコツとは? 

大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。

ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

遺品整理の時のトラブルの一つにあるのが家族間の気持ちの上での「温度差」です。

遺品整理をする家族がみんな同じ気持ちで取り組めればいいのですが、故人との関係が違えば感情も違ってきます。

長く一緒に住んでいたら、亡くなられた親との思い出があちこいに染み込んでいて、一気に片付けるのは難しくなります。

離れて暮らしていた子どもの場合だと、一緒に暮らした期間が短いので「何が大切なのか」分かりません。

それ故の迷いも生じてきます。

娘か嫁かの立場でも違ってきます。

全ての場合がそうとは限りませんが、血の繋がった娘は親のモノを処分するのは辛くて、なかなか進みません。

反対に嫁の立場だと、割り切りが早くて「思い出」「感情」にあまり左右されずにサクサク判断出来る場合が多いです。

でも、全く逆のパターンもあります。

離れて暮らしていた娘よりも、同居していた嫁の方が義母との関係性が濃くて、捨てるのが辛くなる場合もあります。

いずれにしても、遺品整理に取り組む家族それぞれの想いは違っていますし、違っていて当然とも言えます。

 


 

さて、今からお伝えする内容はある遺品整理でのお話になります。

ご依頼いただいたのは、3カ月前に父親を亡くされた息子さん夫婦。

お母さんはまだお元気です。

しかし、軽い認知症になっておられるので、一人で生活をするのには無理な状態です。

夫にはお姉さんがいて、実家の近くに住んでいます。

お母さんはこれを機に、お姉さん家族と同居することになりました。

今回の片付けは、実家のお父さんの遺品整理と、これから生きる為のお母さんの生前整理も同時に必要なパターンでした。

 

さて、遺品整理の仕分け作業は家族総出で行いました。

Mさん夫婦、お姉さん夫婦、そしてお母さんの5人。

ご家族様だけでは大変なので、ナナフクの専門のスタッフもサポートに入りました。

 


 

まずは亡くなられたお父さんの荷物から取りかかりました。

これに関しては家族の皆さんは「ほとんど処分してもいい」という気持ちで一致していました。

作業がスタートしましたが、娘さんがなかなか決められません。

まだ父親が亡くなって3ヶ月しか経っていないのでそれも当然です。

迷わずにごみ袋にどんどん入れるお嫁さんとは対照的な動きです。

一つ一つ手に取って考え迷っています。

さて、このような時にどのような言葉かけをすると娘さんの気持ちは落ち着くのでしょうか?

そこはナナフクの専門スタッフの出番です。

「まだまだ辛いですよね。3ヶ月しか経っていないから、頭では分かっていても気持ちの部分がついていかないですよね」と声をかけました。

すると、安心したような表情を見せてくれました。

まずは本人の辛い気持ち、寂しい気持ちに寄り添います。

自分の気持ちを分かってくれる人が側にいるだけで、片付ける時の心理的な負担は軽くなります。

さらにこのように言葉をかけました。

「無理に何もかも捨てなくてもいいんですよ」「迷うモノはこちらの箱に入れて下さい」と新しい段ボールを差し出しました。

こうすることによって、娘さんの作業スピードは一気に上がりました。

これをもし「とんどん捨てましょう!」「時間もかかるし、迷ってないで早く捨てましょう!」なんて声をかけていたら、なかなか進まなかったと思います。

声に出さなくても、そのようなマイナスの気持ちは何となく相手にも伝わります。

回りに重たい空気感を醸し出すものなのです。

 


 

さて、次はお母さんの荷物の片付けです。

お母さんは長年、絵画教室を開いていました。

先生として多くの生徒さんに指導してきた方ですが、数年前にリタイアされています。

家のあちこちにあるのは立派な額縁に入った絵画の数々。

どれも力作です。

長年頑張ってこられたお母さんの「生きてきた証」です。

思い出もいっぱい!絵画への誇りもお持ちです。

つまり、どれもが価値のある大切なモノなのです。

絵画だけではなく、材料も膨大に出てきました。

使いかけのモノよりも、新品ばかりです。

さぁ、これらの絵画や材料をどうすればいいのでしょうか?

 

出来れば捨てたくないお母さん。

全部捨てさせたいお嫁さん。

その間で、どうしたらいいのか両者の顔色を見ながら迷っている娘さん。三者三様の想いがありました。

 

お母さんの荷物の一番のポイントは力作の揃った絵画への対応です。

もちろん、全てを残すことは出来ません。

どこかに寄付をするにも大変そうな量です。

出来ればなるべく減らす事が求められる場面ではありました。

しかし、ここで最も大事なのは、作品への敬意です。

時間をかけて頑張って制作されて作品達を大事に扱います。

まず、あちこちにあった絵画を一ヶ所に集めました

こうすれば、一目瞭然でどれだけの量があるのか分かります。

ナナフクの専門スタッフはこのように声をかけました。

「素晴らしい作品ばかりですね」「長年頑張ってこられたのですね」「この中でどの作品の思い出が強いですか?」としばらく、絵画を前に思い出話をお聞きしました。

大きな賞を受賞したものもあります。

家族の皆さんで作品を囲み、思い出話をしていただきました。

すると、最初は全部捨ててほしいと思っていたお嫁さんも、「これ下さい。会社の応接室に飾りたいです」と2つ選び出したのです。

娘さんも3つ選びました。

お母さんも5つ選びました。

そこには、無理矢理な感じはなく、自然に皆それぞれが絵画を選んだのです。

お母さんはとても嬉しそうでした。

こうやって短い時間でしたが、絵画とのお別れのミニセレモニーを皆さんでしていただきました

そうです!ナナフクのスタッフは一言も「捨てましょう」とは言っていないのです。

しかし、結果的には50個ぐらいあった作品の40個ぐらいは気持ちよく手放すことになったのです。

 


 

遺品整理と生前整理を同時にする場合、気を付けなくてはならないのは、回収作業の時に残したいものを間違って処分してしまわないことです。

ですから、仕分け作業の時に残すモノはここに置きましょう!とある部屋の隅に全部集めました。

そこにはお母さんがこれからも使いたいモノがあちこちから集まってきました。

 

しばらくしてそれを見たお嫁さんがこのような事をスタッフに言いました。

「こんなに残ってるなんて!こんなに残しても絶対に使わないし、置き場所に困るのに」とため息混じりでそう言ったのです。

そこでスタッフはお嫁さんにこのような声かけをしました。

「もう少し減らしてほしい気持ちはよく分かります。でも、あんなに沢山あったモノをここまでお母様は減らされたのですよ。よく頑張られたと思います。まずは、それを認めてあげませんか?

そしてスタッフはお母様に「すごく減りましたね。頑張っていただいて有難うございます。これだけ残っていれば安心ですね。新しい生活が始まる時にまた見直して下さいね」と。

きっと新しい場所に納める時に、全部は無理だとその時に気付かれるでしょう。

今はまだ想像がつかないのです。

第一段階として、まずは減らせたことを心から認めることが大事です。

 

 


 

このように遺品整理の片付けをしていると、家族間の気持ちの温度差があってスムーズにいかない場面がよくあります。

そんな時には、互いに思いやりをもって声を掛け合うとうまく進むことがよくありますので、是非参考になさって下さい。

 

どうしても自分達ではうまくいなかくて困っている場合はどうぞナナフクを思い出して下さい。

ご家族にしっかりと寄り添いながらサポートが出来る専門のスタッフがおります。

遺品整理は自分達だけでは何かと大変なことが多いです。

うまくプロのサポートを受けると、精神的な大きな負担はかなり軽くなります。

気になる方はどうぞお気軽にナナフクにご相談下さい。

 


下記リンクよりナナフクの実績をご覧ください。

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