大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は掃除の内容をお届します。
メラミンスポンジって知っていますか?
掃除でよく使う白くて四角いあのスポンジです。
水で濡らしてこするだけで簡単に汚れが落ちてしまう優れものです。
100均の掃除道具コーナーには必ず売っていますし、かなりの家庭でもよく使われています。
あなたのお宅にはメラミンスポンジがありますか?
ではそれを正しく使えていますか?
メラミンスポンジをよく使う人は
「簡単に頑固な汚れが落ちて便利です」
「洗剤を使わなくても汚れが落ちるから重宝しています」と言いますが、反対の声もあります。
「メラミンスポンジを使ったら傷がついたから二度と使いたくない」と言う人もいます。
便利な掃除道具であるメラミンスポンジですが、注意点を守って使わないと、素材に傷をつけてしまったり、せっかくのピカピカのコーティングを剥がしてしまい台無しになってしまったりします。
便利なモノでよく使うモノだからこそ、注意点を知った上で正しく使いましょう。
まずはメラミンスポンジの構造について。
メラミンスポンジは通常のスポンジとは違い強い研磨作用を持っています。
メラミンスポンジは「メラミンフォーム」と呼ばれる材質からできています。
「メラミンフォーム」の原料はメラミン樹脂。
その樹脂をミクロン単位で発泡させることで、きめ細かい網目状の硬度の高い構造となります。
とても堅い網目があるので、水で濡らしただけでこすったら、簡単に汚れを研磨して落とすことができるのです。
その為に、メラミンスポンジは使うとどんどんすり減ってきます。
まるで消しゴムの削りカスのようなものがボロボロ出てきて、徐々にスポンジは小さくなっていきます。
研磨する、つまり削り取っていきますので、どこにでも使っていいわけではありません。
コーティングされたフローリング、浴槽、車のボディや洗面台に使うと、表面のコーティング剤が剥がれてしまったり、細かい傷をつけてしまったりするので使うのは避けましょう。
家具にもおススメしません。
塗装されたモノ。
皮革などの天然素材。
ステンレスや金属で光沢やツヤを持った素材にモノにも避けましょう。
金属を磨けば光ると思う方が多いと思いますが、メラミンスポンジでこすり過ぎるとせっかくの綺麗な質感がなくなってしまうので注意してください。
初めて使う場所の時には、目立たないところで使ってみて判断しましょう。
それから人の体に使うのもよくありません。
歯についた色を落としたいからと使う人がいますが、歯のエナメル質が削れてしまうので厳禁です。
もし腕に油性のマジックがついたからと言って、肌に使うのも厳禁です。
正しい使い方になりますが「たっぷりと水を含ませること」です。
ボトボトと滴り落ちるくらいに水を含ませます。
そして軽く絞ります。
水の量が少ないと、掃除箇所の素材を傷つけやすいので注意しましょう。
掃除をしていてキュッキュッと音がしたら水が足りないサインだと思って下さい。
すぐにもう一度水に濡らして使いましょう。
それがメラミンスポンジを使う時の最大のポイントになります。
メラミンスポンジを買ってきたら大きいままにはせずに、使いやすい大きさにカッターでカットしましょう。
簡単に切れるのもこのスポンジの特徴です。
小さく四角に切って容器に入れておくと使いやすいす。
どのような汚れを取るのに適しているでしょう?
「水アカ」
「食器に付いた茶しぶ」
「トイレの黒ずみ」
「べたついた網戸の汚れ」等に効果を発揮します。
お風呂場で使う椅子や桶や浴槽の蓋についた水アカ汚は洗剤なしで落ちます。
この場合も、もちろんたっぷりと水を含ませてから使いましょう。
メラミンスポンジを買う時の注意点があります。
100均で売っていたり、四角くカットされて袋に詰めて売っていたりするメラミンスポンジは、質的に低いです。
メラミンフォームの密度が低いので、研磨作用も低くて、使っているとすぐにボロボロとカスが出てきます。
それを使うのが間違いではないのですが、掃除のプロが使うのはホームセンターなどで売っている堅くて大きくて、しっかりしたスポンジになります。
どちらを使うかは自由ですが違いは理解しておいて下さい。
あると便利な掃除道具のメラミンスポンジ。
特性と使い方の注意点を良く理解した上で、自分好みの堅さや大きさを選んで賢く上手に利用してみて下さい。