大阪のご遺品整理・生前整理を行うナナフクです。
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目次
遺品整理の最適な時期はいつ?
大切な家族や親族が亡くなったら、故人が残した遺品を整理する必要があります。
遺品整理には期限があるのでしょうか?
始めるのに最適な時期はあるのでしょうか?
初めて遺品整理を行う人にとってはどこから手をつければよいのか分からない、いつから始めればよいのか分からない、などのお困りがあると思います。実は、遺品整理には明確な期限は設けられていませんが、一般的には葬儀直後、諸手続き後、四十九日法要後、相続税の申告前など、区切りのよいタイミングでおこなうことが多いです。
そうです!
遺品整理を始めるタイミングの答えは実は「いつでも構わない」のです。
いつから始めなくてはならないとか、いつまでに終わらせないといけないと言った時期的な決まりがある訳ではありません。
遺品整理で物を片付ける人は、当たり前の話ですが、誰か大切な人を見送っています、その大切な人を失った悲しみの深さは人それぞれです。
まずは最も大事にしていただきたいのは、遺品整理をしようとしている人のお気持ちです。
遺品整理を行う時には、誰しも心理的な苦しみが伴います。
もし時間が許されるならば、充分に心が癒えてから行うのが望ましいと思います。
しかしながら、いつまでもそのままの状態が続くのも気になるところです。
相続の申告がある場合の時期について
相続税の納税義務者になっている場合には、はっきりとした期限がありますので注意する必要があります。
「被相続人が死亡したことを知ったの翌日から10ヵ月以内」に相続税の申告手続きをする必要があります。
そのため、相続財産を特定するためにも、故人が亡くなってから7~8ヵ月以内には遺品整理を始めておかないと間に合いません。
申告が遅れると加算税や延滞税などのペナルティが課される可能性があります。
ここで、遺品整理と相続税の関係について解説致します。
基本的に、相続税は故人の財産の総額に基づいて計算されますが、遺品整理はその財産の特定や評価に大きく関わります。
以下に具体的なポイントを挙げます。
財産の特定と評価
遺品整理を行うことで、故人が残した財産を特定し、それが相続財産として申告されるべきものかどうかを判断します。
また、財産の市場価値を正確に評価することが重要で、この評価額が相続税の計算基礎となります。
例えば、遺品の中に貴重品や宝石などの価値ある動産が含まれている場合、これらも相続の対象になります。
そのため、遺品整理が終わらないと、遺産分割協議を進めることができません。
遺産分割協議をおこなうことができないと、不動産の相続登記や預金の払い戻しなどができませんし、相続税の申告手続きもできない為に様々なデメリットを招きます。
非課税財産の特定
遺品の中には相続税の課税対象外となるもの(例えば、生命保険の受取金や特定の小規模企業の株式など)もあります。
これらを正しく識別することが重要です。
財産の減額申告
遺品整理を通じて、負債や葬式費用など故人の最終的な費用が明らかになることがあります。
これらの費用は相続財産から差し引かれ、結果として相続税が減額される可能性があります。
遺産の公平な分配
遺品整理を行うことで、遺産がどのように分配されるべきか、法的な観点からも感情的な観点からも明確になります。
これは家族間のトラブルを避け、円滑な遺産分割を促進させるのに役立ちます。
このように、遺品整理は単に物品を整理するだけでなく、相続税の申告において正確な財産の報告を行うための重要な作業になります。
正しい時期に適切に行われることで、税務上の問題を避け、故人の意志に沿った遺産分配を実現する手助けとなります。
ゆっくり取り組む時期として三回忌を区切りにする
遺品整理を始める一つのきっかけとして、三回忌を区切りにする場合も多いです。
遺品整理を行う人は1人とは限りません。
親が亡くなった後、残された子どもが何人かいた場合、親の遺品整理に対する気持ちには温度差があります。
「早く片付けたい」と思う人もいれば「まだまだ悲しくて向き合えない」と思う人もいます。
そんな時の声をかけるタイミングとして、三回忌が絶好の時期と言えます。
一気に進めなくても、遺品整理を始める最初の一歩にするにはいいタイミングです。
三回忌で親族が集まる機会があります。
そんな時には、遺品整理の話題も出しやすいです。
三回忌とは亡くなってから2年後に行う法要のことです。
大切な家族が亡くなった直後は深い悲しみの中にいる人でも、時間の経過と共にだんだんと気持ちは落ち着いてきます。
故人が残した遺品を見ると、最初は故人との思い出に直結しているので、悲しみや苦しみや後悔などの様々な感情が湧き起ってくるでしょう。
しかし、時間が経つと、悲しみが少しずつ癒えてくると、懐かしく感じるようになります。
冷静に距離を保って遺品と向き合えるようになってきます。
人によって差はありますが、三回忌のタイミングは無理なくスタートを切れるタイミングになるケースが多いです。
遺品整理にある様々な段階
遺品整理には様々な段階があります。
形見分けとして、亡くなって早い段階で皆分け合う場合もありますし、資産価値があるような高価な物は3回忌を待たずに遺族で相談してどうするのか決める場合もありますし、生前に故人から「これはこうして欲しい」と希望を聞いていれば、迷うことなく片付けられる場合もあります。
例えば、「大切なコレクションは、私が亡くなったら〇〇に寄付してほしい」とか「この大切なエレキギターは〇〇さんにあげてほしい」とか「本は出来るだけ捨てずに図書館に寄付したり、買い取り専門店で買い取ってもらったりしてほしい」等の希望を聞いていれば、三回忌までに物の行方を決めることはできますね。
遺品整理はこ「心の整理」
遺品整理は「心の整理」でもあります。
亡くなった方への想いが強すぎると、遺品を整理したらその方との思い出や絆もなくなってしまうと感じてなかなか前に進めない人がいます。
物と故人への想いが強烈に結びついている時には、遺品整理をするのは辛い作業になりますが、時間の経過と共に思い出の物の中にだけその方の存在を感じるのではなく、自分自身の心の中にも存在を感じるようになってきます。
頭ではその方が亡くなったと理解はしていても、心がしっくりと納得するまでには時間がかかるものです。
本当の意味で頭と心の両方で「この方は亡くなって、もうこの世にはいないんだ」とちゃんと納得でるようになると、見えなくても側にいるような感覚を持つようになります。
そうなれば物への強い執着や未練も薄れてきています。
そうなることは決して悪いことではなくて、前向きに自分が生きていくためには必要なことであり、必要な心の整理なのです。
残された多くの遺品の中に亡くなった方がいる訳ではないことに気付き、亡くなった方が自分の心の側にいるような感覚、一緒に生きてくれているような感覚になってくると、遺品と無理なく向き合えるようになります。
本当に大切な物だけを残すだけで充分だと思えるようになってきます。
遺品整理で取り組むモノの順番
では具体的に、どのようなモノから遺品整理を進めていけばよいのでしょうか。
最初は気持ちが楽に処分できるモノから取り組みましょう。
「家族の誰もが要らないと思うモノ」からスタートしましょう。
それは「古い家電」だったり「壊れた物」や「衣類や布団や靴」等の場合もあれば、「家族の誰もが興味がなくて残したいとは思わない本」の場合だったりするかも知れません。
まずはハードルが低いモノから取り組んで数を減らしましょう。
その次の段階として、故人との思い出が残っているモノと向き合っていきましょう。
その時に「今はまだ処分するのは無理だ」と思うモノに関しては後回しにして、向きあえるモノだけ減らしていきましょう。
自分のモノを自分で処分をするのは平気でも、誰かのモノを勝手に処分するのは誰しも心の痛みが伴うものです。
しかし辛いからと言って永遠にそのままにする訳にはいかなくて、誰かがどこかのタイミングで整理をしなくてはならいのです。
亡くなった方との思い出をもう一度思い出しながら、心の中でその人と対話をしながら進めてはいかがでしょうか。
「これはよくお母さんが大事にしていた物だった」
「これは父の日に私がプレゼントした物だったけれど、大事にしてくれていたんだね。ありがとう」
「この帽子をかぶってよく野球の応援に行っていたね。懐かしいね」と思い出したことや、湧き出る感謝の想いがあればそれも口に出してみると、実は自分自身がとても癒される効果があります。
時には謝りたい気持ちになれば、その気持ちこそ声に出して言ってみてください。
「大事にしていた物だけれども、もう使わないから処分します。ごめんなさい」
「捨てるのは寂しいし辛いけれど、ここで区切りをつけます。処分しますが許して下さい」と口に出したら、その言葉を一番側で聴いているのは自分自身なのです。
そして最後の段階で残るのは、特に思い出が強く残っている物になります。
故人が日常的に愛用していた物。
それを見ただけで、鮮やかに思い出が蘇る物。手にした時に、故人の温もりを感じる物。
写真や手紙や日記かも知れませんし、時計やアクセサリーやメガネかも知れませんし、毎日愛用していたマグカップや文房具かも知れません。
着物などの高価な物も最後に残ってくる場合が多いです。
それらを前にして、まずはふるいにかけて少しだけ減らしてみましょう。
全くそのままにするのではなくて、この中から「これからも自分がずっと大事に持っていたい物はどれか」と選び出すのです。
最初は沢山残っても構いません。向き合うことがまずは大事なのですから。
1回目に向き合った時に例えば10個残ったとしても、もう少し時間が経てば、更に気持ちの整理が進み5個まで減らせるようになったりします。
そうやってふるいにかけつつ、最終的には「これさえあれば充分」と思える物が残ってくるでしょう。
このように気持ちの段階を大切にしながら整理する方法もありますが,別の角度から整理する方法もあります。
遺品を活かす方法もあります
故人の遺品を処分するのではなく、なるべく活かす方向で進めていくことも出来ます。
故人が物を大切にする人だったら、その想いを引き継いでそのまま捨てるのではなくて、使える物は故人に代わって自分が使う、誰かにあげられる物はあげる、寄付して喜ばれそうな物は寄付する、売ることによってまた誰かに使ってもらえるようにするのもそのうちの一つになります。
これは時間と手間がかかる方法になりますが、故人の想いを大事にしたい気持ちがあるならば、とても価値のある素晴らしい方法になります。
物を捨てるのではなく、社会還元をして次へと活かす取り組みはナナフクでも積極的に行っております。
「モノにも第二の人生を®」はナナフクが昔から大切にしてきコンセプトでもあります。
いつまでも遺品整理を始める時期が分からず立ち止っている方は、どうぞ三回忌をひとつにきっかけにして心の整理をしてみませんか?
故人が亡くなった直後とは違った気持ちになっていることに気がつくでしょう。
遺品整理をしながら、もう一度故人との思い出を繰り返すことは、自分の心の整理にも繫がります。
遺品整理業者に頼るのも方法
遺品整理をする時間や人手が足りていない場合は、遺品整理を専門にしている遺品整理業者に頼むのも一つの方法になります。
遺品整理の時期を感じた時には、どの方法の一つとして遺品整理業者も選択に加えられることをお勧めします。
遺品整理業者に依頼すると、モノが要るか要らないかの仕分け作業、不用品の回収・処分、買い取り、更には遺品整理後の清掃までしてくれるので、遺族の負担は少なくて済みます。
しかし、遺品整理業者によって対応できるサービスや料金などが大きく異なります。
複数の業者から見積もりを取り、納得のいく業者に依頼すると良いでしょう。
遺品整理ならナナフクにお任せください
遺品整理業者をどこにしようかとお困りの方はどうぞナナフクを思い出して下さい。
遺品整理と生前整理の資格を持った経験豊富なスタッフがお客様の気持ちに寄り添いながら丁寧な作業をさせていただいております。
あらゆる遺品のご処分を承っております。
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