避難所のトイレ限界!自分事として、災害時のトイレ問題を考えましょう

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石川県能登半島地震で起こった水不足

2024年の元旦、石川県能登半島に大きな地震が発生しました。

多くの方が亡くなり、未だ行方不明の方もいらっしゃいます。

地域や住む家が大きな被害を受けて、普通の生活を送れない方々も沢山いらっしゃいます。

改めて、被災された方々には心からのお見舞いを申し上げたいと思います。

一日も早い復興が進み、平穏な日常を取り戻すことが出来ますようにお祈り申し上げます。

 

さて、日本に住む私たちは昔から度々大きな地震に見舞われてきており、地震に対する備えや知識が蓄積されいたはずではありますが、まだまだ十分ではなく、毎回大きな課題に向き合っております。

今回の能登半島地震でも様々な問題が挙がってきましたが、特にクローズアップされたのは「水不足」でした。

今回の地震では、ライフラインの寸断が続き、初期捜索の遅れの原因にもなりました。

最も被害が大きかった地域では、被害の全体を把握することさえ困難な状態がしばらく続きました。

 

ライフラインとは主に災害時などにおいて、日常生活を維持するのに必要な基本的なインフラ設備を指します。

これには電気、ガス、水道、下水道、通信設備(電話やインターネットなど)、交通設備(鉄道などの公共交通機関)が含まれます。

これらの設備は、日常生活を送る上で欠かせないものであり、災害時にこれらが寸断されると、人々の生活に大きな影響を及ぼすことになります。

今回の能登半島地震で初期の頃に最も大きな問題となったのは、水不足問題でした。

広範囲にわたって水道が寸断されました。

飲み水の確保は援助によって間に合ったのですが、トイレに流す水がなくてそれが大きな問題となりました。

 

災害時のトイレ問題

災害時のトイレ問題では、いくつかの大きな問題が発生することがあります。

これらの問題にどのような内容があるのでしょう。

利用可能なトイレの不足

多くの人々が避難所に集まる場合、利用可能なトイレの数が不足してきます。

これは衛生面での問題を引き起こし、感染症のリスクを高めることがあります。

下水道システムの損傷

地震や洪水などの災害によって下水道システムが損傷を受けることがあり、その結果、トイレが使用不能になることがあります。

衛生問題

適切な衛生設備が不足すると、排泄物の処理が適切に行われず、病気の拡散につながる可能性があります。

プライバシーの欠如

多くの人が一箇所に集まる状況では、個人のプライバシーが十分に確保されないことがあります。

特に女性や子供にとって、これは大きな問題になることがあります。

災害時にトイレを我慢することによって起こる弊害

避難所のトイレが不足したり、衛生面がよくなかったりしてトイレにいくのを我慢してしまう人が出てきます。

しかし、災害時にトイレを我慢することは、健康に様々な悪影響を及ぼすことがあります。

せっかく助かった命なのに、トイレ問題が引き金になって「災害関連死」となってしまう方がいます。

災害時のトイレ問題に対する意識と準備は、単に不便を軽減するだけでなく、健康や命を守る上で非常に重要です。

トイレを我慢すると、どのような悪影響が出てくるのでしょう。

脱水症状

水分を摂らないことで脱水症状が起こり、これは血圧の上昇を招き、「災害高血圧」とも呼ばれます。

高血圧は、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。

エコノミークラス症候群

脱水状態で長時間動かないと、血栓ができて血管を詰まらせ、血流が悪くなることがあります。

これは肺塞栓症を引き起こし、死に至る可能性もあります。

膀胱炎・尿路結石

排尿を我慢すると、膀胱炎や尿路結石のリスクが高まります。

便秘と免疫力の低下

排便を我慢すると便秘になり、腸内環境が悪化することで免疫力が低下します。

これは感染症のリスクを高める要因となります。

家庭でのトイレ防災の必要性

災害時にはトイレカーや仮設トイレの設置が進められますが、家庭での災害時用トイレの備蓄も重要です。

携帯トイレや簡易トイレの備蓄が推奨されています。

防災用品としてトイレ関連のグッズを用意する際には、以下のようなアイテが必要です。

携帯トイレ

緊急時にすぐに使える折りたたみ式や袋型の携帯トイレは非常に便利です。

使用後は密封して廃棄できるタイプが一般的です。

数は沢山あった方がいいです。

一日に何回のトイレにいくのか?

家族の人数なども考えて多めに用意しておきましょう。

トイレ処理剤

化学処理剤や生物分解性の処理剤を用いて、排泄物の臭いを減少させ、衛生的に処理することができます。

消臭剤・除菌スプレー

衛生状態を保ち、悪臭を抑えるために消臭剤や除菌スプレーを用意しておくと良いでしょう。

トイレットペーパー

十分な量のトイレットペーパーを用意しておくことは必須です。

防水袋に入れて保管すると、湿気や水濡れから守れます。

ビニール袋

排泄物を処理するための厚手のビニール袋が必要です。

密封できるタイプが望ましいです。

手袋と手指消毒剤

衛生管理をするために、使い捨ての手袋とアルコールベースの手指消毒剤を用意します。

トイレ後の手を洗う水も足りません。

アルコールウェットティッシュなども備蓄しておきましょう。

簡易的なプライバシースクリーン

プライバシーを保つために、簡易的なスクリーンやカーテンを用意すると良いでしょう。

キャンプ用のテントも役に立ちます。

 

これらのアイテムを用意しておくと、災害時の衛生管理とプライバシー保護に役立ちます。

また、状況によってはこれらのアイテムを長期間使用する必要があるため、十分な量を備えておくことも重要になってきます。

災害を「自分事」として捉える

今回の能登半島地震のことは、何も被害がなかったからと言って「自分には関係がない」では済まされません。

いつ、どこで、どれぐらいの地震に遭うのか?

それは誰も分からないのです。

ですから、地震などの災害を「自分事」として捉えて、備えが足りない人は真剣に考えましょう。

既に何かしらの準備をしている人も、この機会に見直しましょう。

災害用の備蓄は「絶対に必要」なモノです。

家の中が、使わないモノや捨ててもよいようなモノに占領されていませんか?

そのようなモノがあれば処分してスペースを開けましょう。

そして、万が一の備えをしておきましょう。

その中に「トイレの準備」を是非とも加えて下さい。

もし、大きな地震が自分の住んでいる地域で起こらなかったとしても、最大級の地震の場合は物流がしばらく完全にストップすることも想定されます。

自分事としての準備をそれぞれが高い意識を持って行いましょう。


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