「星になる」という言葉が、いま新しい形で現実になりつつあります。
近年、人生の締めくくりを個性的かつ特別な形で迎えたいという声が高まり、「宇宙葬」という新たな葬儀スタイルが注目を集めています。
地球から離れ、宇宙という果てしない広がりの中で大切な人を見送る――この発想は、一見SFのように聞こえますが、実はすでに実現しているのです。
今回は、この革新的な葬儀の形「宇宙葬」の魅力や意義、そしてその背景に迫ります。
目次
宇宙葬とは?
宇宙葬は、海洋散骨や樹木葬などと同じく、いわゆる「自然葬」の位置づけになります。
魂が返る場所に海と土があるなら、次は空にと考えられました。
宇宙葬の仕組み
遺灰のカプセル化
遺灰の一部を専用の小さなカプセルや容器に収めます。
このカプセルは宇宙に適応した設計になっており、安全かつ確実に運搬されるよう配慮されています。
宇宙に運ぶロケット
専用のロケットや人工衛星によって、カプセルを宇宙へ送ります。
この際、他の遺灰と一緒に打ち上げられることが多く、効率的かつ環境に配慮された形で行われます。
宇宙での散布方法の種類
地球の軌道に遺灰を残す
衛星と共に地球の周囲を周回し、数年後には自然に地球の大気圏に再突入して燃え尽きます。
深宇宙へ送る
月や太陽周回軌道、さらには深宇宙へ送り出され、永遠に広がる宇宙を漂います。
宇宙空間で散布する
特別な条件下で、遺灰を宇宙空間そのものに散布する場合もあります。
宇宙葬の費用
宇宙葬は一般的な葬儀に比べて高額なイメージがありますが、近年では技術の進歩により価格が抑えられつつあります。
現在、約50万円から100万円程度で利用できるプランも増えてきています。
宇宙葬を選ぶ理由や想い
壮大な宇宙への憧れ
宇宙は多くの人にとって、未知でありながらもロマンが詰まった場所です。
幼い頃から宇宙に夢を抱いていた人や、科学や天文学に深い関心を持つ人にとって、「星になる」という形で宇宙の一部になることは、まさに自分の人生を象徴する選択となります。
永先性と普遍性への願望
宇宙は時間や空間を超えた永遠の広がりを持つ場所です。
宇宙に散骨されることで、自分や愛する人が永遠の存在となり、地球という限られた空間から解放されるという象徴的な意味を感じる人もいます。
人生を象徴する選択
人生の締めくくりを、特別で意義深いものにしたいという想いが背景にあります。
自分の人生を振り返り、「宇宙」という壮大な場所に身を委ねることは、自分自身の物語を永遠に刻むような感覚をもたらします。
まとめ
宇宙葬は、宇宙科学の進化と人々の新しい価値観によって生まれた現代的な葬送の形です。
その背景には、故人や遺族の特別な想いが込められており、未来の葬儀文化として広がりを見せています。
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